一息ついたユーロ危機と今後のアメリカ経済の動向

●ドイツのヘゲモニーによってユーロ圏は安定していく

 この3月末に若手論客の三橋貴明氏との共著で『大恐慌終息へ!? 日本と世界はこう激変する』(李白社刊)を出版します。3年先まで見据えた2人の議論を通して、世界的にデフレが進行しているなか、日本がこれからどのような道を歩むべきかを明らかにした内容となっています。ぜひご一読下さい。


 さて、ユーロ危機の発端となったギリシャは巨額の債務を抱えてデフォルト(債務不履行)寸前に追い込まれていました。しかし、ギリシャ政府は3月9日、「ギリシャ国債を保有する民間投資家の83.5%が債務削減に応じた」と発表し、さらに民間投資家に対して強制的な債務削減措置をとりました。その結果、債務削減への民間投資家の参加率は95.7%にまで高まり、ギリシャが抱える3500億ユーロ(1ユーロ110円で約38兆5000億円)を超える債務から1050億ユーロが削減される見通しになったのでした。

 これを受けてユーロ圏17ヵ国も14日、ギリシャ向け第2次金融支援を正式に承認し、EUとIMF(国際通貨基金)の追加支援総額約1300億ユーロのうち第1弾の394億ユーロをEFSF(欧州金融安定基金)経由でギリシャ政府に融資しました。この融資のお陰でギリシャは20日に迎えた145億ユーロという大量の国債の償還を無事に乗り切ってデフォルトも回避できたのです。

 デフォルトの回避はギリシャだけではなくユーロ圏の安定にとっても非常に大きなことでした。

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