今後の大企業の経営統合は非上場も有力な選択肢になる

●【会員からの質問】キリンとサントリーの経営統合について

Q:キリンとサントリーが経営統合を断念して、がっかりしています。新会社の株式を買おうと楽しみにしていたのですが、この話は本当に終わったのでしょうか。

A:経営統合の火種はまだ残っています。ただし、たとえ経営統合しても新会社の株式は買えないでしょう。なぜなら非上場になる可能性が高いからです。順を追ってその理由をお話しします。

周知のようにキリンホールディングスが株式を上場しているのに対してサントリーホールディングスは非上場で、創業家の佐治一族の資産管理会社である寿不動産がサントリーの株式の約9割を握っています。

この経営統合の焦点は佐治一族が新会社の株式の3分の1以上を保有するかどうかでした。キリンの加藤壹康社長とサントリーの佐治信忠社長とのトップ会談にもかかわらず断念に至ったのは、結局、キリンが佐治一族の3分の1以上の株式保有を受け入れなかったからです。

では、なぜサントリーはそれにこだわったのか。


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