中国は世界の工場から市場へと転換した
●家電下郷によって上昇してきた中国の成長率
中国政府は今回の世界的な不況で思い切った決断を下しました。すなわち、輸出を伸ばすことで沿海部を中心に繁栄を目指すという従来の路線から、農民の消費意欲を刺激して内陸部の市場を確保するという路線への転換です。
そのために現在、最も力を入れているのが「家電下郷(家電を農村に)」政策。これは農村部の消費者がテレビや洗濯機、冷蔵庫などの家電製品を購入するときに政府が販売価格の13%の補助金を出すというものです。
その結果、中国ではテレビの普及率が初めて所帯ベースで95%を突破し、洗濯機や冷蔵庫の普及率も90%前後になっています。農村はこの3種の神器で溢れかえっていて、中国の家電業界はもちろん大喜びですが、中国の4?6月のGDPは7.9%の成長率となって1?3月の6.1%を上回りました。このままいくと7?9月は10%を超えるでしょう。中国はリーマンショック以前の水準に戻ったといっていいのではないでしょうか。
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