実体経済活性化へ
●金融市場の不安心理は深まるが...
米国政府の管理下にある大手保険会社AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)の993億ドルに上る巨額の赤字計上にともない、300億ドルの政府出資が発表された。だが、AIGに対する支援は08年に既に1500億ドルの規模に達しており、シティグループも実質的に政府管理下にあること、あるいはGMとクライスラーへの追加融資なども影響して、米国金融市場の不安心理は深まる一方だ。
3月3日、FRBのバーナンキ議長は金融危機について上院予算委員会の公聴会で証言し、AIGの経営に対して「規制の大きな抜け穴を利用した」と極めて厳しい口調で批判。「過去1年半で私を一層怒らせた出来事が一つあるとしたら、AIG以外に思い浮かぶものはない」とまで発言し、その怒り心頭ぶりが内外に報道された。
これは、AIGを含めた金融救済に対する議会の反発を意識した発言とみられているが、過去最大規模の景気対策法成立に基づく7870億ドル(約72兆円)の公的資金枠では足りず、追加必至の情勢となったことへの同議長の苛立ちを端的に示してもいる。
※このサイトはサンプルサイトです。
全文ををお読みになりたい方は、ご検討の上、「投資レポート」申込ページからお申し込み下さい。
会員専用ページにてご覧になれます。
