消費不況の影響

●特に業績悪化が目立つ自動車・航空機メーカー

 現在の景気後退の実体は消費不況である。とりわけ、これまで世界経済を牽引してきた米国の消費活動の急速な停滞が何より大きく影響している。08年11月は前年同月比20%、12月は同50%も消費が落ち込み、09年に入ってからの減速ぶりも著しい。

 自動車業界の業績悪化は特に際立ち、世界のほとんどのメーカーが在庫削減のために生産調整を強いられている。トヨタ、ホンダ、日産など日本の自動車メーカーも例外ではなく、その余波は関連下請け企業にも及び、タイヤメーカー、部品メーカー、その他多くの企業が極めて厳しい状況にある。

 日本の自動車メーカーの08年3月期決算は、ほとんどが増益であった。だが09年3月期の業績予想は一転、全社が大幅減益の見通しである。その最大要因は米国の急激な消費停滞であるが、円高ドル安、原材料高もこれに追い打ちをかけることになった。


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