内需拡大が世界経済再生への途

●ブッシュの路線を継承するオバマ新大統領

 11月4日の大統領選挙はオバマ圧勝で終えた。また、民主党は上下両院とも勢力を急拡大し、あたかもブッシュ共和党の完全なる終焉をイメージさせる報道が際立った。

 いつの時代もそうだが、マスコミはできるだけ刺激的な報道を提供しようとする。なぜならば、そのほうが購読量・視聴率が上がるからである。従って不安を煽るような表現が目立ち、批判的な表現が多い。一方、提言といえば、ほとんど抽象的であり、現実を見据えた具体的提言は皆無に近い。まぁ、批判に終始するほうが、端的に言って「楽だ」ということではある。

 内外を問わず、各マスコミは、今回の金融危機の震源地である米国およびブッシュ政権に対する批判に終始し、すべての責任はブッシュ政権にあるかのごとき報道が圧倒的である。「米国発金融恐慌」「米国一極支配の終焉」「ドルの信用失墜」等々の文字がいまだに新聞紙上等に踊っている。

 だが、結論を言うならば、「誰が、何を、具体的に推し進めるのか」が最も重要である。よって、ブッシュ政権の経済政策路線をオバマ新大統領がそのまま引き継ぐことになるのは明白だ。誰が大統領になろうと、共和党と民主党のどちらの党が政権を取ろうと、米国の政治体制・施政方針が極端に変化することはない。米国の対日姿勢も同様である。


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