底値脱出から本格投資へ

●底値は見えた

 日銀が国際協調の利下げに踏み切るかどうか注目されていたが、10月31日、白川日銀総裁は公定歩合を0.2%下げることを決定。これを市場は好感し、為替相場が円安に振れたことも大きな要因となり、11月4日の日経平均株価は9000円を突破した。

 10月28日には、一時7000円台割れとなったが、もはやそうした事態に戻るとは考えにくく、「底値は見えた」と判断して間違いない。

 前号でも述べたが、「円キャリー」の巻き戻し現象が終われば、円高は終わる。従って、10月28日までの急激な円高も、株価急落も一時的な現象だったと言えよう。

 一方、大手企業の決算報告が次々に発表され、業績の大幅下方修正という報道発表に触れるにつけ、今後の景気動向を悲観的に見る向きが増えていることも確かだ。だが、警戒的に見る必要はあっても、悲観的に見て「不況の前兆」と考える必要はまったくない。

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