地政学とリアリズムの視点から日本の情報・戦略を考える|アメリカ通信

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長谷川慶太郎レポート
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PER・PBRはあくまで目安

ここでは、敢えてPER・PBRについて解説するが、この従来の「投資尺度」は次第に市場にマッチしなくなってきている点を断っておきたい。

なぜならば、一株当たりの利益を株価が何倍に評価しているかの目安、PER(株価収益率)を、ある成長著しいベンチャー企莱に当てはめた場合、日本企業の平均値を数倍超えた、一五〇倍などという驚異的な数字になるケースがあるからである。それほど高く評価された株式など、とても一般の個人投資家には手が届かない。

また、売上は伸びていても、収益はこれからというのが実態で、期待だけで株価が高く評価されるケースもあり得る。それでは、「投資尺度」を何に求めればよいかということになるが、PER・PBRという指標はあくまで目安、参考と心得ておくべきだろう。

PERは、一株当たりの利益の目安となる数値で、株価をその時の一株当たりの利益で割った数値(倍率)を指す。計算式は、=時価総額(株価×発行株式数)÷当期利益=株価÷EPS(一株当たり利益)となる。

PERは、その株価が市場において割安かどうかを判断する際に使用される。たとえば、株価が一〇〇〇円で一株当たりの利益が一〇〇円だとすれば、一〇〇〇÷一〇〇=一〇となり、PERは一〇倍ということになる。

そして、この一〇倍という数値が割安かどうかを判断するには、同業他社との比較になるが、同業他社と比べて割高の場合、手を出さないのが基本。PERは、よく使われる指標ではあるが、それだけで判断をするのは間違いの元といえる。PERが高い銘柄は人気のある銘柄ということであり、それだけ成長が見込まれるということでもある。

また、PBRも一株当たりの資産から、その株式の価値を判断するための目安となる数値で、株価をその時の一株当たりの資産で割った数値(倍率)を指す。計算式は、=株価÷一株当たりの純資産(資本金・法定準備金・剰余金の合計)となる。

PBRも、その株価が市場において割安かどうかを判断する際に使用される。たとえば、株価が一〇〇〇円で一株当たりの純資産が一〇〇円だとすれば、一〇〇〇÷一〇〇=一○となり、PBRは一〇倍ということになる。

そして論理的には、PBRが一倍ならば、株価と、株当たりの純資産は等しいということになり、この倍率が低ければ割安な株式ということになる。

PBRもまた、よく使われる指標ではあるが、それだけで判断をするのは間違いの元といえる。PBRが低ければ割安といえるが、調べる価値はあるにしても、ボロ株やクズ株であることも多いからである。

いずれにしてもPER・PBRは、あくまで目安の数字と心得ておくことが大切である。

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