メガ・グループの崩壊
- ISBN: 978-4894519190
- 出版社: 李白社/フォレスト出版 (2010/4/20)
- 長谷川慶太郎 (著)
◆戦後最大の製造業危機!!
世界デフレで、グローバルな「価格戦争」が勃発している。
これまで、世界最高の技術で
高価格でも受注ができていた日本の製品が、
「価格戦争」で危機に立たされている。
これまでの「3H」が「2H1L」(詳しくは本書を)
へと変わってしまったために、
日本の製造業に厳しい条件が押し寄せてきた。
しかも、先進国と新興国、途上国の間の賃金格差が縮まり、
世界は「賃金の平準化」へと向かう。
これは日本人の賃金が、これからどんどん下がっていくことを意味する。
製品の価格下げは、企業(売り手)にとっては地獄である。
しかし、技術力を上げ、なおかつ低価格の製品を作る努力を怠れば、
その企業は生き残れない世界となったのである。
◆原発の受注で韓国に負けた日本に勝機はあるのか?
インフラの建設が世界中で進行している。
高速鉄道・原子力発電・環境・水ビジネスである。
21世紀は高速鉄道の時代を迎え、
アメリカ、中国、ブラジル、ベトナムなど、
各地で受注合戦が繰り広げられている。
原子力発電では、中東、ロシアをはじめ、
長きにわたるインフラの大規模受注が存在する。
環境では「温室ガス削減」が可能となる
技術革新が求められる。
水ビジネスでは、日本は遅れを取り戻せるかが
焦点となる。
果たして、日本はこれらのインフラ事業を獲得できるのか。
◆通貨・ユーロは崩壊する!?
「ギリシャ危機」によって、
ユーロは基軸通貨としての可能性を完全に失った。
これはユーロ崩壊の第一歩にすぎない。
EU諸国には、南北格差が存在する。
ポルトガル・イタリア・ギリシャ・スペインの
いわゆる「PIGS」が、
ユーロの呪縛によって財政破たんへと向かっていく。
いまだ利害関係がひしめくEU諸国にとって、
経済再生は遠い道のりとなる。
◆すでに民主党を見放した国民
すべてを先送りにしてきた鳩山首相に対して、
国民はリーダーシップのないトップへの
信頼感を失いつつある。
特に「政治とカネ」の問題で、
国民の民主党離れに歯止めが効かなくなった。
また、鳩山政権の息の根をとめるのが、
普天間基地移転問題である。
民主党は結果的に沖縄県民を裏切ってしまった。
これに対し、鳩山首相はどう説明をするのか。
そのほか、高校無償化、預入金引き上げなどが引き起こす
日本の問題など、民主党の愚策を斬る。
第一章 戦後最大の危機を迎えた日本の製造業
●世界規模で「価格戦争」が始まった
先進国の賃金は下がり、途上国の賃金が上がる
中国でさえ安い賃金を求めて国外へ進出している
日本人の給料は確実に下がっていく
●「3H」から「2H1L」という厳しい時代へ
「ハイクオリティ」を失いトヨタは危機に直面した
トヨタ社長がリコール対応に遅れた理由
電気自動車が与える「鉄鋼業」への深刻な影響
第二章 世界インフラで日本は生き残れるか
高速鉄道・原子力発電・環境・水ビジネス
●二一世紀は高速鉄道の時代
中国が掲げる「大鉄道ビジョン」
ブラジル高速鉄道計画のライバル、フランス
●このままでは部品の下請けになる原子力発電
原発受注に必要な官民一体体制
●環境問題が日本の未来を決定づける
「温室ガス二五%削減」発言で技術を押し上げるしかない鉄鋼業
●水ビジネスという一一〇兆円市場に日本は食い込めるのか
「世界水戦争」に突入する日本企業
日本の自治体の技術を海外に活用せよ など
第三章 復活に本気の米国、ユーロ崩壊へ向かうEU諸国
●経済再生に本気に取り組む米国
米国の消費低下にインパクトを与える電気自動車
ブロードウェイに群がる金持ち農民
日本よりも厳しい米国の教育格差
●混乱したままのEU経済はユーロ危機を迎えている
「ギリシャ危機」はユーロ崩壊の第一歩にすぎない
南北格差で「PIGS」の四カ国がユーロを離脱する
基軸通貨の可能性を完全に失ったユーロ
ドイツは今のユーロ体制に耐えられるのか など
第四章 成長する新興国は日本再生の鍵となるのか
●中国の景気はどこまで続くのか
一党独裁で突き進む中国金融市場
二〇一〇年も景気が持続する中国に金融引き締めはない
●低価格市場で伸びるインド、資源輸出を画策するロシア
複雑なインドの慣行を克服したスズキの功績
資源輸出に頼らざるを得ないロシア など
第五章 鳩山政権に、このまま日本を任せられるのか
●時代を理解できない民主党の逆行政策
いつまでも内需振興の幻想を追い続ける民主党
「高校無償化」は日本の教育危機を生み出す
いつまでも民営化できないで国有化される郵政
ゆうちょ銀行の預金限度額引き上げで農協が潰れる
● 鳩山政権の誕生で、政治は激動の時代を迎えた
普天間問題が鳩山政権の息の根を止める
「カネと政治」問題で国民は民主党を見限った
これからは政党分裂の時代が始まる など

