地政学とリアリズムの視点から日本の情報・戦略を考える|アメリカ通信

国際情勢の中で、日本のとるべき方向性を考えます。地政学、リアリズム、プロパカンダの観点から、日本の真の独立のためのヒントとなる情報を発信してゆきます。

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長谷川慶太郎の投資の王道【LITE版】No.002号

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長谷川慶太郎の投資の王道【LITE版】       2008.08.05 No.002号
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by 長谷川慶太郎公式サイト http://www.hasegawa-report.com
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■ 国際派エコノミスト長谷川慶太郎が経済問題を斬る
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:: NEW INFORMATION! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

波打ち際で遊んでいると、小さな波の満ち引きには敏感ですが、
大きな潮の満ち引きがわからない・・・ってこと、ありませんか?

こんにちは。

今回は長谷川慶太郎のデフレ経済論です。

デフレと聞いて、

「え??!」

と思われる方が多いと思います。

それもそうですよね。

穀物・石油などの原料価格の高騰で、
インフレが騒がれている中での、デフレ論ですから。

まずは、長谷川慶太郎「世界をこう見ろ!CD」から
「経済編」の模様を一部をお読みになってみてください。

           - ◆ - ◆ - ◆ - ◆ -


21世紀の世界経済は、はっきり申し上げて、デフレを基調とする展開になると、
私は確信しております。

その最大の理由は、21世紀は20世紀とは異なって長期にわたる平和な安定した
時代に入るからであり、また、それが崩壊することなく続いてゆくということが、
世界経済全体の急速な拡大をもたらす最大の力となっているからです。

実を申し上げますと、こういう経験を人類は一度いたしました。

それは19世紀の半ば以降に20世紀初頭まで約24年間続いた、一般に、
「大不況」と呼ばれている時代をさしております。

正確には1873年から1896年までの24年間、世界全体の経済活動は急速に
拡大したにもかかわらず、その間に世界の消費者物価はほぼ半分になりました。
つまり、驚くほど物価が下がった時代がそこに発生したのです。

それは、決して、経済活動が低下した、あるいはまた、低迷したということを意味
致しません。この間に世界全体にわたって産業革命が普及し、特に欧州大陸、
さらにまた、北アメリカ大陸に産業革命が急速に普及した結果、驚くほどの勢いで
世界の鉱工業生産が伸びております。

その当時はまだGDPあるいはGNPという概念がありません。従って、そうした
統計でどの程度経済活動が規模を拡大したかについては、申し上げることはできま
せんけど、いくつかの重要な生産物については世界全体の統計がございます。

まず、世界の製造業にとってもっとも重要な数、また、あらゆる経済活動・
産業活動にとって必要不可欠な資材である鉄鋼の生産をとれば、1870年当時、
全世界の鉄鋼の粗鋼生産は世界全体を通して70万トンしかありませんでした。

それが産業革命の普及・拡大とともに、急速に拡大して1896年には2800万
トン、すなわち24年間に40倍に拡大したのです。それまで近代的な鉄鋼業を
持っている国は英国一国でありましたが、それが欧州大陸では、ドイツ・フランス
・イタリア、いくつもの今日の先進工業国に属する国々で、本格的な銑鉄から鋼
までを一貫して生産することができる、銑鋼一貫製鉄所の建設が進んで、
これに伴って、驚くほどの勢いで鉄鋼の生産が増えております。

また、北アメリカ大陸では、アメリカが急速に工業化が進展するなかで、これまた、
あっという間に世界一の鉄鋼生産国にのし上がっています。

また、アジアでは、小国とはいえ日本が工業化に成功し、ここでも初めて、アジアで
最初の銑鋼一貫製鉄所ともいうべき八幡製鉄所が完成して稼動しています。

その間にものすごい勢いで鉄鋼の生産技術の高度化が進みます。
銑鉄を生産するのに、いわゆる高炉という新しい方式が導入されただけでなく、
そこで使用する燃料は生の加工していない石炭ではなく、今度は石炭を環流して
作ったコークスという、より強固な、しかも、発熱量の大きな燃料を使用する
ことになって、これが高炉の背丈を伸ばすと同時に、そこでの化学反応速度を
引き上げることに成功して、銑鉄の生産能力が一挙に拡大します。

また、銑鉄を今度は、そこに含まれている過剰な炭素分を除去することによって
鋼にしてゆく抵抗の工程では、画期的な新技術が完成し導入され、これに伴って、
ハッキリ申し上げて、全世界の鉄鋼生産が40倍に拡大するという急成長が
実現致します。

また、この19世紀の産業革命が普及するということは、具体的には、
全世界の経済活動を一本につなぎ合わせる単一の世界市場が成立する
ということでもありました。

当時の産業革命の最大のポイントは、人類が誕生してから初めて、自然の力ではない
人工的に作り出すエネルギーによって、経済活動・社会生活をおくることが可能
になったという事実。すなわち、人類は自然条件の制約から独立して、人間独特
の経済活動・社会生活をおくる条件を自ら作り上げることに成功したのです。

それは具体的には、蒸気機関の誕生と普及です。

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■□■  長谷川慶太郎の投資の王道【LITE版】2008.08.05 No.002号
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